Engage Studio では、Email や Mobile Push と並んで LINE Official Account(LINE OA) をキャンペーンチャネルとして利用できます。このガイドでは、オーディエンスに LINE メッセージを配信する One-off Campaign の作成方法を説明します。LINE OA は Always-on Campaign のチャネルとしても利用でき、Live 状態を保ったまま Journey Orchestration や Batch Activation からのアクティベーションを受け付けます。
LINE キャンペーンを作成する前に、LINE のセットアップが完了していることを確認してください。
- Engage Studio > Configurations > LINE OA Configurations で LINE Sender Account が設定済み
- LINE Sender Account がワークスペースに割り当て済み
- Treasure Data CDP プロファイルに LINE User ID が保存済み
- Integration Hub に Treasure Engage V1 認証が用意済み(キャンペーンのアクティベーション時に使用)
詳細は LINE Official Account セットアップ を参照してください。
- Engage Studio で Campaigns に移動します。
- + New Campaign をクリックします。
- キャンペーン名を入力し、キャンペーンタイプとして LINE公式アカウント を選択して Create をクリックします。

キャンペーン詳細ページが 5 つのタブで開きます。
| タブ | 説明 |
|---|---|
| Target Audience | キャンペーンを受け取るセグメントを設定 |
| Campaign Content | LINE メッセージを作成し、LINE Sender Account を選択 |
| Delivery Schedule | 送信タイミング(即時または予約)を設定 |
| Activation | アクティベーション設定とリトライポリシーを確認 |
| UTM Tracking | すべてのリンクに付与する UTM パラメータを設定 |

LINE キャンペーンを受け取る顧客のセグメントを指定します。
- + Add Segment をクリックし、Audience Studio からセグメントを選択します。
- キャンペーンは、セグメント内のプロファイルのうち CDP プロファイルに LINE User ID が保存されているものを対象とします。
LINE User ID がないプロファイルは配信対象から除外されます。除外された各プロファイルは、エラー理由 missing_recipient_id として配信ログに記録されます。配信前にセグメントの LINE User ID カバレッジを確認し、実際の配信可能数を把握してください。

Campaign Content タブでは、LINE メッセージを作成し、送信アカウントを選択します。
LINE公式アカウントの設定 ドロップダウンから、送信元となる LINE Official Account を選択します。現在のワークスペースに割り当てられた LINE Sender Account のみ表示されます。
1 回の配信で最大 5 件のメッセージオブジェクトを含めることができます。各メッセージオブジェクトは、LINE への単一の API コール(マルチメッセージバンドル)としてまとめて送信されます。
メッセージを追加するには、以下の手順に従います。
- メッセージを追加 をクリックします。
- メッセージタイプを選択します(テキストメッセージ・イメージマップメッセージ・Flex Message)。
- メッセージコンテンツを設定します(フィールドの詳細は サポートされているメッセージタイプ を参照)。
- 必要に応じて繰り返してメッセージを追加します。
メッセージはドラッグで並び替えが可能です。受信者には並んでいる順序でメッセージが届きます。
各メッセージオブジェクトにはインラインプレビューが表示されます。プレビューでは、一般的なスマートフォン画面での LINE ユーザーへの表示イメージを確認できます。
キャンペーンの送信タイミングを設定します。
| オプション | 説明 |
|---|---|
| Send Immediately | キャンペーンをローンチすると即座に配信を開始 |
| Schedule for Later | 配信を開始する日時を指定 |
Activation タブには、キャンペーンの実行設定が表示されます。LINE キャンペーンのメッセージは、Streaming Egress Connector(Line OA Streaming Output)を通じて配信されます。
アクティベーション自体には Treasure Engage V1 認証を使用します。これはセットアップ時に作成した Line OA Streaming Output の認証とは別の認証情報で、後者は LINE チャネルの認証情報を保持して配信を担います。Treasure Engage V1 認証は、ローンチ前に Integration Hub で用意してください。この点で LINE は Engage Studio の他チャネルとは異なり、One-off の Email・Push キャンペーンが Treasure Engage v0 でアクティベーションするのに対し、LINE は One-off Campaign と Always-on Campaign のどちらでも V1 を使用します。認証の一覧に Treasure Engage V1 が表示されない場合、その認証はアカウントで有効化されていません。カスタマーサクセス担当者にお問い合わせください。
リトライ動作はコネクタが自動的に処理します。
- 一時的なエラー(LINE API の一時的な障害など)が発生した場合は、指数バックオフによる自動リトライが実行されます。
- 永続的なエラー(無効な LINE User ID や無効化されたアカウントなど)は、リトライなしに配信失敗として記録されます。
Output Mapping では LINEユーザーIDが格納されているカラムがエクスポート対象となるよう設定してください。 その際カラム名が「line_user_id」ではない場合は、Output Column Nameに「line_user_id」を別名として設定してください。
UTM パラメータは、LINE メッセージ内のすべての URL に配信時に自動的に付与されます。
LINE キャンペーンのデフォルト値は以下の通りです。
| パラメータ | デフォルト値 |
|---|---|
utm_source | line |
utm_medium | social |
utm_campaign | (空欄 — キャンペーン ID を使用する場合は {{campaign.id}} を入力) |
このタブで UTM パラメータを上書きしたり、追加のパラメータを設定したりできます。パラメータは URL の既存のクエリ文字列にマージされます。
UTM パラメータとクリックイベントの記録方法については クリックトラッキング を参照してください。
- 5 つのタブをすべて確認し、入力が完了していることを確認します。
- 即時配信の場合は Launch、予約配信の場合は Schedule をクリックします。
ローンチ前に Engage Studio は以下の項目を検証します。
- 少なくとも 1 件のメッセージが設定されている
- LINE Sender Account が選択されている
- ターゲットセグメントが指定されている
- メッセージが LINE API 要件に準拠している(検証ルールの詳細は メッセージタイプ を参照)
バリデーションエラーがある場合は、該当タブにインラインで表示されます。ローンチ前にすべてのエラーを修正してください。
| 状態 | 説明 |
|---|---|
| Draft | 作成済みだが未ローンチ |
| Planned | 将来の配信が予約済み |
| Active | 現在配信中 |
| Live | 配信完了。結果を確認可能 |
| Archived | 手動でアーカイブ済み |
- サポートされているメッセージタイプ — Text・Imagemap・Flex メッセージの詳細な設定
- クリックトラッキング — UTM パラメータとクリックイベントの記録方法
- レポート — 配信結果とエンゲージメント指標の確認
- LINE キャンペーンのテスト — ローンチ前のテスト