# カスタムインストラクション

カスタムインストラクションは、アカウント管理者が組織全体に向けて設定するガイダンスです。[Treasure AI Studio](/ja/products/ai-studio/overview)はこのテキストを組織内のすべてのエージェントのシステムプロンプトに追加します。そのため、優先データベース、出力フォーマット、要約の書式ルールといった大切な規約を、各ユーザーが会話ごとに繰り返し指示しなくても、エージェントが考慮するようになります。カスタムインストラクションは組織ごとに1つです。作業フォルダやチャット、ユーザーをまたいで適用したい共通ルールに使用してください。

編集する場所
カスタムインストラクションは、WebまたはDesktopのStudioの設定で行います。設定した内容は、Mobileを含むすべてのプラットフォームのチャットで、プロンプトに追加されます。

設定できるユーザー
カスタムインストラクションを表示・編集できるのはアカウント管理者のみです。一般メンバーには**インストラクション**設定タブは表示されませんが、インストラクションはそのチャットにも適用されます。

## 目的

1つのカスタムインストラクションを記述して、組織内のすべてのエージェントに共通の動作ベースラインを与えます。あわせて、作業フォルダ単位のインストラクションとの関係と、変更がいつ反映されるかを理解します。

## 前提条件

- Treasure AI Studioの**アカウント管理者**ロール
- WebまたはDesktopでサインイン済みであること（[はじめに](/ja/products/ai-studio/getting-started)）— **インストラクション**設定タブはこれらで利用できます


## カスタムインストラクションの仕組み

カスタムインストラクションは、アカウント管理者が設定するテキストで、Treasure AI Studioが組織内のすべてのエージェントのシステムプロンプトに追加します。エージェントの動作は複数の層で形作られ、カスタムインストラクションはその組織全体の層にあたります。

| 層 | 適用範囲 | 設定者 |
|  --- | --- | --- |
| **カスタムインストラクション** | 組織内のすべてのチャット（すべての作業フォルダとユーザー） | アカウント管理者 |
| **作業フォルダのインストラクション** | 1つの作業フォルダ内のチャット | その作業フォルダを編集できるユーザー（[コアコンセプト](/ja/products/ai-studio/concepts)） |


これらの層は同時に適用されます。カスタムインストラクションは組織全体のベースラインを定め、作業フォルダのインストラクションはその作業フォルダ内のチャットに固有のルールを上乗せします。組織全体の規約はカスタムインストラクションに、作業フォルダ固有の詳細は作業フォルダのインストラクションに記述し、同じ内容を各作業フォルダで重複させないようにします。

アカウントによっては、読み取り専用の**マネージドインストラクション**が表示されることもあります。これはアカウントに合わせてエージェントの動作を調整するためにTreasure AIが管理するもので、同じようにプロンプトに追加されます。詳しくは下記の[マネージドインストラクションについて](#%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6)を参照してください。

インストラクションは、新しいチームメンバーに指示を出すのと同じ要領で、自分の言葉で書くプレーンテキストです。エージェントのシステムプロンプトに追加されるため、1回限りの依頼ではなく、恒常的なガイダンスとして記述してください（例：「デフォルトで`marketing`データベースを使用すること。要約は箇条書きで整形すること。」）。

## カスタムインストラクションを設定する

1. サイドバーのフッターにあるユーザーアバターから**設定**を開きます。
2. **Organization**セクションの**インストラクション**タブを選択します。このタブはアカウント管理者にのみ表示されます。
3. **カスタムインストラクション**カードに、カウンターに表示される16,384文字の上限内で、組織全体のガイダンスを入力します。下書きが未変更の間、または上限を超えている間、**保存**は無効のままです。
4. **保存**を選択します。インストラクションが保存されると**保存**は再び無効の状態に戻り、変更が保存されたことを示します。


Organizationセクションの設定Instructionsタブ。カスタムインストラクションカードに、説明文、変更は新しいチャットにのみ適用される旨の注記、空のテキストエディタ、0 / 16384の文字数カウンター、保存ボタンが表示されている
インストラクションを削除するには、テキストをすべて消して**保存**を選択します。カスタムインストラクションが空の場合、エージェントはデフォルトの動作に戻ります。

変更は新しいチャットにのみ適用されます
チャットは作成時にカスタムインストラクションを読み込みます。インストラクションを編集・削除しても、変更が反映されるのはその後に開始した**新しい**チャットだけです。すでに進行中のチャットは、開始時のインストラクションを保持します。更新を反映するには、新しいチャットを開始してください。

## 効果的なインストラクションの書き方

カスタムインストラクションは人ではなくエージェントが読むため、具体的かつ明確に記述します。

機密情報・PII は記述しない
カスタムインストラクションはエージェントのシステムプロンプトの一部になるため、露出してしまう可能性は否定できません。シークレット、認証情報、APIキーや個人情報（PII）は含めないでください。

- **タスクではなく恒常的なルールを記述する。** 「プッシュ前に必ずYAMLを検証すること」はすべてのエージェントが従えるルールですが、「セグメントを作って」はチャットごとのタスクです。
- **具体的なデフォルトを明記する。** データベース、テーブルの命名規則、日付フォーマット、出力構造は、ここで一度固定しておく価値が最も高い項目です。
- **組織全体に関わる内容にとどめる。** 1つの作業フォルダや1回の分析にのみ当てはまる内容は、ここではなくその作業フォルダのインストラクションに記述します。
- **簡潔にする。** 焦点を絞ったインストラクションのほうが、細かな例外を長く並べるより、エージェントが一貫して従いやすくなります。また、組織内のすべてのチャットに適用されるため、短いほど各チャットのコストも抑えられます。


## マネージドインストラクションについて

カスタムインストラクションと並んで、管理者には読み取り専用の**マネージドインストラクション**セクションが表示されることがあります。このインストラクションは、アカウントに合わせてエージェントの動作を調整するために、Treasure AIが記述・管理しています。編集はできませんが、エージェントが受け取るガイダンスの全体を確認できるよう、透明性のために表示されます。カスタムインストラクションと同様に、新しいチャットにのみ適用されます。

## 検証

- [ ] アカウント管理者として**設定 → インストラクション**を開き、カスタムインストラクションを編集できることを確認する
- [ ] インストラクションを保存し（例：「すべての要約を箇条書きで整形すること」）、**新しい**チャットを開始して、内容が反映されることを確認する


## トラブルシューティング

| 問題 | 解決策 |
|  --- | --- |
| **インストラクション**タブが表示されない | このタブはアカウント管理者にのみ表示されます。自分のロールを確認するか、管理者にインストラクションの設定を依頼してください |
| 更新したインストラクションが反映されない | 変更は新しいチャットにのみ適用されます。新しいチャットを開始してから動作を確認してください |
| **保存**が無効になっている | 保存は、下書きが保存済みのテキストと異なり、かつ16,384文字の上限内である場合にのみ有効になります。上限を超えている下書きは短くしてください — カウンターが赤くなり、インラインでメッセージが表示されます |
| エージェントがインストラクションを十分に反映しない | 会話が長くなると、エージェントが長いインストラクションを重視しにくくなることがあり、矛盾するルールも一貫して反映しづらくなります。内容は簡潔にし、最も重要なルールに絞り込んでください。作業フォルダ固有の詳細は[作業フォルダのインストラクション](/ja/products/ai-studio/concepts)に移してください |


## 次のステップ

- [コアコンセプト](/ja/products/ai-studio/concepts) — 作業フォルダ、作業フォルダのインストラクション、モデル、クレジット
- [エージェントオーケストレーター](/ja/products/ai-studio/concepts/orchestrator) — Studioがエージェントの作業をどのように計画・実行するか
- [セキュリティと権限](/ja/products/ai-studio/security) — ロール、アクセス制御、データ保持