# コアコンセプト

Treasure AI Studioのセッションは、4つの構成要素によって形作られます。**作業フォルダ**は恒久的なコンテキストを保持し、**モデルティア**は速度と推論の深さのトレードオフを担い、**クレジット**は各操作のコストを計測し、**コンテキストウィンドウ**はAIが一度に保持できる会話量を左右します。この4つの概念を理解することで、セッションをより速く、より安価に、より予測可能な結果へと導けるようになります。

注記
AIはセッション内でツールを自ら選択し、コンテキストを自ら管理します。これらの概念を理解することで、AIの判断を置き換えるのではなく、より効果的に導けるようになります。

## 前提条件

- Treasure AI Studioにサインイン済みであること（[はじめに](/ja/products/ai-studio/getting-started)）
- アカウントにAIクレジットがプロビジョニングされていること


## 作業フォルダ

**作業フォルダ**は、関連するチャットとファイルをグループ化し、その中で開始したすべての会話に適用される恒久的な指示をAIに与えます。新しいチャットのたびに、どのデータベースを使うか、出力をどうフォーマットするかといった規則を説明し直す代わりに、作業フォルダに一度書いておけば、AIが自動的にそれに従います。

作業フォルダには2つのフィールドがあります：

| フィールド | 役割 |
|  --- | --- |
| **名前** | サイドバーと作業フォルダスイッチャーで作業フォルダを識別します。 |
| **指示** | この作業フォルダ内のすべてのチャットでAIが従う恒久的なガイダンス — コーディング規約、優先するデータベース、出力形式など。作業フォルダ内に `CLAUDE.md` ファイルとして保存され、エージェントの指示として適用されます。 |


**例:**「CDP Ops」作業フォルダには、次のような指示を設定できます。「プッシュ前に必ずYAMLを検証する。デフォルトで `marketing` データベースを使用する。SQLはCTEでフォーマットする。」

作業フォルダの指示は、その作業フォルダ内でのみ適用されます。組織全体のすべてのチャットに適用すべきガイダンスについては、アカウント管理者が[カスタム指示](/ja/products/ai-studio/custom-instructions)を設定できます。これはすべての会話のシステムプロンプトに追加されます。

これらのフィールドに加えて、各作業フォルダは独自の共有ファイル空間を持ちます。作業フォルダ内のすべてのチャットは同じファイルを読み書きし、サイドバーと作業フォルダページからファイルの閲覧・整理（フォルダの作成・名前変更・移動・削除）ができます。[作業フォルダ内でのファイル整理](/ja/products/ai-studio/files/file-upload-download#%E4%BD%9C%E6%A5%AD%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%83%80%E5%86%85%E3%81%A7%E3%81%AE%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB%E6%95%B4%E7%90%86)を参照してください。

### WebとDesktop

作業フォルダは、サイドバーの**作業フォルダ**セクションに、括弧付きの件数（例:「作業フォルダ (3)」）とともに表示されます。ヘッダー横のフォルダ追加アイコンをクリックすると、**新しい作業フォルダ**ダイアログが開き、**名前**と任意の**指示**の入力を求められます。

New Chat、Skills、Work Folders、Chatsセクションを表示するTreasure AI Studioのサイドバー
### Mobile (iOS)

Mobileでは、作業フォルダは**プロジェクト**と表示されます。ホーム画面の折りたたみ可能な**プロジェクト**セクションに表示され、各行にチャット数が示されます。プロジェクトをタップすると、そのチャットを表示できます。

技術的な注記
作業フォルダはサーバー側に保存され、すべてのプラットフォーム間で同期されます。Webで作成した作業フォルダは、DesktopとMobileでもすぐに利用できます。

## AIモデルティア

Treasure AI Studioは3つのモデルティアを提供します。各ティアは特定のClaudeモデルにマッピングされ、速度とクレジットコストを推論の深さとトレードオフします。新しい会話のデフォルトは**Balanced**ティアです。

| ティア | モデル | 説明（UI表示） | 使いどころ |
|  --- | --- | --- | --- |
| **Pro** | Claude Opus | "Complex reasoning and analysis" | 多段階のデータ分析、セグメントルールの構築、ワークフローの作成 |
| **Balanced** | Claude Sonnet | "Fast and capable" | 汎用的な作業 — 新しい会話のデフォルト |
| **Fast** | Claude Haiku | "Quick tasks and simple questions" | 簡単な調べもの、単純な質問、クレジットの節約 |


会話の途中でいつでもティアを切り替えられます。まず**Fast**で素早く探索し、複雑な部分では**Pro**に切り替える、といった使い方が可能です。新しいティアは次のメッセージから適用され、それまでの会話履歴は保持されます。新しいチャットを開始するティアを設定するには、[設定](/ja/products/ai-studio/settings)の**Default Model**オプションを使用します。

リージョンごとの提供状況
韓国（ap02）リージョンでは、**Balanced**ティアのみが利用可能で、**Pro**と**Fast**は提供されていません。米国、東京、EU01リージョンでは3つのティアすべてが利用可能です。

### WebとDesktop

チャット入力エリアのモデルセレクターをクリックしてティアを切り替えます。現在のティア（例:「Balanced」）がセレクターに表示されます。

Pro、Balanced、Fastオプションを表示するモデルセレクターのドロップダウン
### Mobile (iOS)

チャット入力エリアのモデルラベルをタップして、利用可能なティアを切り替えます。リージョンで1つのティアしか利用できない場合、モデルは固定されます。

ヒント
「データベースを一覧表示して」や「このテーブルの行数は?」のような簡単な調べものには**Fast**を使いましょう。数秒で回答し、消費するクレジットもはるかに少なくて済みます。**Pro**は多段階の分析、複雑なセグメントロジック、ワークフロー生成のために取っておきましょう。

## AIクレジット

AIとのすべての操作はクレジットを消費します。消費量は、使用するモデルティアと、AIが処理する量によって決まります — 長い会話やツールを多用するセッションほどコストが高くなります。上位のティアほど1操作あたりのコストが高くなります。

| モデルティア | 相対的なコスト |
|  --- | --- |
| **Pro** | 最も高い |
| **Balanced** | 中程度 |
| **Fast** | 最も低い |


管理者は消費状況を監視し、ユーザーごとの1日あたりの上限を設定できます。使用状況ダッシュボードについては[クレジット使用状況](/ja/products/ai-studio/credits/credit-usage)を、1日あたりの上限については[クレジットポリシー](/ja/products/ai-studio/credits/credit-policy)を参照してください。アカウントのクレジット割り当ての確認や増量については、カスタマーサクセスマネージャーにお問い合わせください。

## コンテキストウィンドウとメモリ

**コンテキストウィンドウ**は、AIが一度に保持できる会話量です。1つの会話の中で、AIは議論されたすべて — 尋ねた質問、探索したデータ、下した決定 — を記憶しているため、以前のメッセージを自然に踏まえて続けられます。「それを米国リージョンだけに絞り込んで」や「さっき定義したセグメントにそのユーザーを追加して」といった具合です。

会話が長くなると、やがてモデルのコンテキスト上限に近づきます。Studioは**自動コンパクション**でこれを自動的に処理します。直近のコンテキストと重要な情報を保持しながら古いメッセージを要約してスペースを解放し、会話は中断されることなく続きます。特に操作は不要です。

セッション内メモリは、別々の会話をまたいで引き継がれることはありません。チャットをまたいでコンテキストを引き継ぐには、1つの会話を上限まで押し上げるのではなく、[作業フォルダ](#%E4%BD%9C%E6%A5%AD%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%83%80)を使用してください。コンパクションとメモリの仕組みの全体像については、[セッション内メモリ](/ja/products/ai-studio/chat/in-session-memory)を参照してください。

## トラブルシューティング

| 問題 | 解決策 |
|  --- | --- |
| 新しい作業フォルダを作成できない | AI Studioにアクセスできる有効なTreasure AIアカウントがあることを確認してください。Mobileでは、作業フォルダ（プロジェクト）はWebまたはDesktopで作成します |
| モデルセレクターが表示されない | セレクターはチャット入力エリアに表示されます。利用可能なティアが1つだけのリージョン（韓国）では、ティアは固定され、セレクターは表示されません |


## 次のステップ

- [エージェントオーケストレーター](/ja/products/ai-studio/concepts/orchestrator) — Studioがリクエストを計画し、ツールを選択し、実行する仕組み
- [はじめに](/ja/products/ai-studio/getting-started) — お使いのプラットフォームでStudioをセットアップ
- [サポートされているスキルカタログ](/ja/products/ai-studio/skills/skills-catalog) — 利用可能なAIスキルを参照
- [セキュリティと権限](/ja/products/ai-studio/security) — 権限とセキュリティ設定を構成