# セッション内メモリ

長時間の分析セッションでも生産性が落ちないのは、Treasure AI StudioがAIのコンテキストウィンドウを代わりに管理しているからです。会話がモデルのコンテキスト上限に近づくと、Studioは古いやり取りを自動的に要約（コンパクション）し、重要な判断・クエリ結果・セグメントのロジックを失わずにAIが作業を続けられるようにします。設定するものも実行するコマンドもありません。長い会話でAIが物忘れをし始めたと感じたとき、あるいは数時間規模の分析を計画する前に読んでください。

注意
コンパクションは自動です。会話がコンテキスト上限に近づくとバックグラウンドで実行され、重要なコンテキスト（判断、クエリ結果、スキーマ定義）を保持しながら残りを要約します。ユーザーが実行することはできず、何を残すかを調整することもできません。

## 前提条件

- Treasure AI Studioにサインイン済みであること（[はじめに](/ja/products/ai-studio/getting-started)）
- [コアコンセプト](/ja/products/ai-studio/concepts)（コンテキストウィンドウの基礎）を理解していること


## コンテキストの仕組み

**コンテキストウィンドウ**とは、AIが一度に保持できる会話の量です。送信したメッセージとAIが生成した応答はすべてここに積み上がり、その過程でAIが読み取ったものも同様に積み上がります。

- あなたのメッセージとAIの返信
- ツールコールの入力と出力（クエリ結果、ファイル内容、APIレスポンス）
- システムメッセージとステータス更新


AIは現在のコンテキストウィンドウ内の内容しか参照できません。その範囲内では会話のすべてを覚えているため、「では米国リージョンだけに絞って」「先に定義したセグメントにそのユーザーを追加して」のように前のターンの上に積み上げられます。会話がウィンドウを埋めていくと、Studioは**自動コンパクション**を使って古い内容を要約し、新しいやり取りのための空きを確保します。

## 自動コンパクション

会話がコンテキスト上限に近づくと、Studioは古いメッセージを自動的にコンパクションします。これはバックグラウンドで実行され、会話は中断されません。実行中は入力欄の上のステータスが**「コンテキストを圧縮中...」**と表示されます。このタイミングで送信したターンは、失敗するのではなくコンパクションの完了を待ちます。

### 表示される内容

コンパクションが完了すると、チャットに2つの要素が表示されます。

1. **「コンテキストを圧縮しました」マーカー** — 中央に表示される小さなピルで、琥珀色のドットが付き、圧縮されたトークン数が示されます。
> 「コンテキストを圧縮しました（{tokens} トークン）」
2. **「会話の要約」カード** — 圧縮された部分の折りたたみ可能な要約です。展開すると全文を読めます。要約には、それ以前のメッセージから引き継がれた重要な判断・結果・コンテキストが含まれます。


元のメッセージはチャット履歴にそのまま表示され続けます。単にAIのアクティブなコンテキストの一部ではなくなり、次の応答の生成時には要約がその代わりを務めます。

## 会話をまたいだメモリ

コンパクションが扱うのは1つの会話の中だけです。会話をまたいでコンテキストを持ち越すには[作業フォルダ](/ja/products/ai-studio/concepts/work-folders)を使ってください。作業フォルダはサーバーサイドの指示ファイルを保持しており、AIはそのフォルダ内のすべてのチャットの開始時にそれを読み込み、作業の進行に応じて更新できます。これにより、テーブル名・規約・目標といった恒常的な前提を、毎回言い直さずにセッションをまたいで引き継げます。

セッション内メモリとセッションの解放は別のものです。コンパクションは1つの会話の*中で*AIが保持する内容を変えるものであり、セッションが終了して再開すること自体はコンテキストを失わせません。[再開後に引き継がれるコンテキスト](/ja/products/ai-studio/chat/sessions#%E5%86%8D%E9%96%8B%E5%BE%8C%E3%81%AB%E5%BC%95%E3%81%8D%E7%B6%99%E3%81%8C%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88)を参照してください。

## 長時間セッションのベストプラクティス

### データアナリスト向け

1. **作業フォルダでチャットをまたいでコンテキストを持ち越す。** 1つの会話を延々と延ばすのではなく、[作業フォルダ](/ja/products/ai-studio/concepts/work-folders)を作成してその中で新しいチャットを開始してください。作業フォルダの指示はセッションをまたいで利用できます。
2. **方向を変えるときは新しいチャットを開始する。** クエリの探索フェーズを終えてセグメント構築やアクティベーション設定に移るときは、新しいチャットにすればコンテキストウィンドウ全体を次のフェーズに使えます。不要になった探索を引き継ぐ必要はありません。
3. **大きなツール出力に注意する。** クエリ結果、ファイル内容、APIレスポンスは大量のコンテキストを消費します。クエリが大きな結果セットを返した場合、AIは全出力をコンテキストに保持せず要約することがあります。
4. **会話の要約を確認する。** コンパクション後は要約を展開し、重要な情報（テーブルスキーマ、カラム定義、セグメントのロジック）が保持されているか確認してください。重要な内容が落ちている場合は、再クエリするか改めて伝えてください。


### マーケター向け

1. **タスクごとに新しいチャットを開始する。** オーディエンス構築、ジャーニー作成、アクティベーション設定は、それぞれ別の会話で扱うのが最適です。各会話でコンテキストウィンドウ全体を使えます。
2. **あとはStudioに任せる。** ほとんどのキャンペーンやアクティベーションの作業では、コンテキストを意識する必要はありません。コンパクションは自動です。


## トラブルシューティング

| 問題 | 解決策 |
|  --- | --- |
| AIが以前の内容を「忘れている」 | コンパクションで要約された可能性があります。最新の**会話の要約**を展開して何が引き継がれたかを確認し、AIに必要な重要事項を改めて伝えてください |
| セッションが終了して再開したあとAIが文脈を失った | これはコンパクションではありません。再開できなかったセッションは新規に開始されます。[再開後に引き継がれるコンテキスト](/ja/products/ai-studio/chat/sessions#%E5%86%8D%E9%96%8B%E5%BE%8C%E3%81%AB%E5%BC%95%E3%81%8D%E7%B6%99%E3%81%8C%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88)を参照してください |
| セッションの負荷が高いと感じる | 大きなツール出力（クエリ結果、ファイル内容）がウィンドウを最も早く埋めます。新しいチャットを開始してください。以前の会話の内容にAIがアクセスできるようにしたい場合は[作業フォルダ](/ja/products/ai-studio/concepts/work-folders)の中で開始してください |


## 次のステップ

- [コアコンセプト](/ja/products/ai-studio/concepts) — 作業フォルダ、AIモデル、クレジット
- [AIチャットインターフェース](/ja/products/ai-studio/chat/chat) — メッセージの送信と応答の理解
- [チャットセッションと制限](/ja/products/ai-studio/chat/sessions) — セッションを終わらせるものと、それでも残るもの
- [チャット履歴](/ja/products/ai-studio/chat/chat-history) — 会話の保存方法